閉じる

医療・介護ニュース

東京の新規陽性者数、4週間後には1.94倍に-モニタリング会議の専門家コメント・意見

2022年12月01日 18:40

印刷

 東京都が1日に公表した新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第108回)の「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、新規陽性者数の今週先週比約118%が継続すると、2週間後の14日には1.39倍の約1万5,382人/日、4週間後の28日には1.94倍の2万1,418人の新規陽性者が発生すると予測している。【新井哉】

 新規陽性者数の今週先週比が100%を超えることは感染拡大の指標となるが、5週連続して100%を上回っており、「感染の再拡大が続いている」と指摘している。

 新規陽性者数の7日間平均は、11月30日時点で約1万1,047人/日となっており、12週間ぶりに1万人/日を超えた。新規陽性者数に占める年代別の割合に関しては、40歳代(17.3%)が最も高く、次いで30歳代(16.7%)が高かった。

 65歳以上の高齢者の新規陽性者数が7週連続で増加していることも指摘。行動が活発な20歳代から40歳代が依然として高い割合を示す一方、60歳代以上の割合が上昇傾向にあるため、「高齢者数の増加と併せて、今後の動向を注視する必要がある」としている。

出典:医療介護CBニュース