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医療・介護ニュース

介護老人保健施設の抗菌薬使用率など追記-12月にも薬剤耐性ワンヘルス動向調査報告書公表

2022年11月22日 13:05

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 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会が21日に開かれ、薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書(2022年度版)のたたき台を議論した。報告書には介護老人保健施設(老健)の第2回PPS(Point Prevalence Survey、22年2月調査)の抗菌薬使用率などが追記される。【新井哉】

 たたき台によると、老健の第2回PPSの抗菌薬使用率は1.3%(19年2月調査では1.7%)で、感染巣の上位は、尿路感染症(51.6%)、肺炎(15.4%)、蜂窩織炎(7.7%)。尿路感染症や肺炎で主に使用される抗菌薬は、経口フルオロキノロン系や注射用第3世代セファロスポリン系だった。

 厚労省は、構成員の意見などを踏まえて修正した22年度版の報告書を、早ければ12月にもホームページで公表する予定。

出典:医療介護CBニュース