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医療・介護ニュース

インフル患者報告407人、コロナ流行前の5.5%-厚労省が発生状況公表、7-13日の1週間

2022年11月18日 15:55

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 厚生労働省は18日、インフルエンザの発生状況を公表した。7日から13日までの1週間(第45週)の全国の患者報告数(定点医療機関約5,000カ所)については、31都道府県から計407人の報告があった。新型コロナウイルス感染症が流行する前の2019年同期の約5.5%にすぎない。【新井哉】

 第45週の全国の患者報告数は、前週と比べて137人増えた。都道府県別で見ると、大阪が145人で最も多く、以下は、東京(85人)、京都(42人)、兵庫(29人)、愛知(22人)、宮城(10人)、岡山(9人)、滋賀(8人)などの順。全国の定点医療機関当たりの患者報告数は0.08人だった。

 学級・学年閉鎖、休校となった施設(保育所、幼稚園、小学校、中学校、高校)に関しては、学級閉鎖の報告が4施設あった。

 19年の同期(第45週)の全国の患者報告数は5,084人で、学級・学年閉鎖、休校となった施設も計115施設あった。この週の定点医療機関当たりの患者報告数は1.03人で、流行開始の目安の1.0人を上回ったため、厚労省は「インフルエンザが流行シーズンに入った」との見解を示していた。

出典:医療介護CBニュース