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医療・介護ニュース

強度行動障害、検討会で医療現場の実践報告-国立病院機構肥前精神医療センター

2022年10月25日 17:45

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 厚生労働省の「強度行動障害を有する者の地域支援体制に関する検討会」が25日に開かれ、独立行政法人国立病院機構肥前精神医療センターから医療現場での実践報告があった。【新井哉】

 強度行動障害の人の医療に関しては、身体的な疾患の受診・入院や施設や在宅からの一時的レスパイト入院(緊急避難含む)、行動障害を軽減するための治療があるという。報告では、自宅から5年間外出できなかったり、他害で福祉事業所再利用が困難と思われたりした事例を取り上げ、相談支援などを行ったことを説明した。

 また、強度行動障害の支援については、▽余暇活動の充足▽医療と福祉・教育の連携▽長期的予後を見越した薬物療法の適正化▽共通の支援手法を持った多様性のあるネットワーク-などが大事だとした。

出典:医療介護CBニュース