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医療・介護ニュース

【感染症情報】手足口病の患者報告数が5週連続減-感染性胃腸炎は横ばい

2022年10月25日 14:10

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 国立感染症研究所がまとめた10日から16日までの1週間(第41週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、速報値)によると、手足口病の患者報告数が5週連続で減った。RSウイルス感染症は4週連続、ヘルパンギーナは2週連続で減少。感染性胃腸炎は横ばいだった。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週と同じ1.97人。過去10年の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、大分(4.69人)、福井(3.48人)、島根(3.17人)。

〔手足口病〕報告数は前週比22.4%減の1.32人。過去10年の平均よりも多い。都道府県別の上位3位は、石川(2.55人)、岐阜(1.96人)、大阪(1.91人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比13.4%減の0.97人。都道府県別の上位3位は、鳥取(4.95人)、山形(3.69人)、高知(2.78人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比7.9%減の0.35人。過去10年同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、長崎(2.3人)、鳥取(1.58人)、新潟(1.13人)。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約30%減の0.28人。過去10年の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、福岡(0.76人)、山形(0.59人)、山口(0.44人)。

出典:医療介護CBニュース