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医療・介護ニュース

デング熱輸入例の報告数、前年の約7倍の規模に-感染研が情報更新、推定感染地はベトナムが最多

2022年10月17日 15:20

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 国立感染症研究所は17日、デング熱に海外で感染して日本で発症した「輸入例」の報告数などの情報を更新した。2022年の報告数(1-9月、5日時点)は55例で、前年の約7倍の規模となっている。【新井哉】

 感染症発生動向調査で収集しているデング熱の「輸入例」のデータをまとめた。22年の報告数は、20年の報告数(43例)も上回っているが、コロナ感染拡大前の17-19年の各年の報告数よりも少ない。

 22年の報告数を推定感染地別で見ると、ベトナムが14例で最も多かった。以下は、フィリピン(13例)、ネパール(7例)、インドネシア(5例)などの順だった。

 デング熱はヒトスジシマカなどの蚊がウイルスを媒介する感染症。感染後は、4-14日の潜伏期間を経て、38度を超える高熱や頭痛などを発症するほか、体幹部に発疹が現れることも多い。解熱剤を服用して静養すれば1週間程度で回復するが、皮下出血などを伴う重症型へ移行する場合もある。

出典:医療介護CBニュース