厚生労働省が5日に公表した第101回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の分析・評価では、「高齢者施設と医療機関の集団感染は、減少しているものの一部継続している」と指摘している。【新井哉】

　高齢者の新規感染者数については、減少傾向となっていると説明。重症者数や死亡者数は「減少傾向が継続しているが、足元で横ばいとなっている」としている。

　医療提供体制の状況については、「医療提供体制への負荷が一部みられるものの、状況の改善がみられる」と説明。介護の現場では「施設内療養や、療養者及び従事者の感染がみられる」と指摘している。