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医療・介護ニュース

風疹患者、2019年の報告数が2176人に-国立感染症研究所が「緊急情報」を公表

2019年09月18日 20:00

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 国立感染症研究所は18日、「風疹流行に関する緊急情報」(11日現在)を公表した。2日から8日までの1週間に16人が風疹と診断された。遅れて報告されたものを含めた2019年の患者報告数は2176人となった。【新井哉】

 都道府県別の19年の患者報告数は、東京が818人で最も多く、以下は、神奈川(271人)、千葉(193人)、埼玉(189人)、大阪(126人)などの順だった。患者報告がないのは、青森、高知となっている。

 同研究所は、「特に配慮が必要な職種」として、医療関係者や消防士・消防署員、警察官・警察署員、自衛官・自衛隊員、教職員、保育士を挙げ、19年の患者報告数を緊急情報に記載。医療関係者では、「看護師」が9人、「医療事務」が5人、「薬局勤務」が4人、「医師」が3人、「看護助手」が2人、「薬剤師」「検査技師」「リハビリ職員」「医療従事者」「歯科助手」「歯科医師」「歯科医院勤務」がそれぞれ1人報告されている。

 医療関係者以外は、消防士・消防署員が7人、警察官・警察署員が10人、自衛官・自衛隊員が7人、教職員が16人、保育士が13人となっている。

出典:医療介護CBニュース