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医療・介護ニュース

サル痘病変部位から性的接触に伴う伝播の可能性も-感染研が国内外の状況など報告

2022年09月15日 17:15

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 国立感染症研究所は、サル痘の国内外の状況などをまとめた報告を公表した。国外で報告されている症例の多くは男性であることに触れ、「男性間で性交渉を行う者(MSM;Men who have sex with men)が多く含まれていることが各国から報告されている」と説明。感染者に見られた病変の部位などから性的接触に伴う伝播があった可能性も指摘されているという。【新井哉】

 サル痘症例の多くは自然軽快するが、小児や妊婦、免疫不全者で重症となる場合がある。9月12日現在、国内では4例の報告があり、3例には海外渡航歴があった。残る1例は海外渡航歴のある人との接触が確認されている。

 感染研の報告によると、少数ではあるが、MSM以外の男性、小児、女性の感染例もあるという。また、これまでに知られているサル痘の症状の特徴とは異なる所見も報告されているため、「注意が必要」としている。

 サル痘患者などへの注意事項も記載している。具体的には、皮疹が完全に治癒し、落屑するまでの間は周囲の人や動物に感染させる可能性があるため、感染者は人やペットの哺乳類との接触を避けることを要望。接触者についても、接触後21日間、発症時は速やかに人やペットの哺乳類との接触を避け、医療機関を受診するよう求めている。また、症状が出ていない場合でも、「小児や妊婦、免疫不全者との密な接触や、性的接触をできる限り控えるべきである」としている。

出典:医療介護CBニュース