2022年08月31日 19:45
日本医師会の釜萢敏常任理事は31日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症の発生の全数を把握する現在の対応を見直す場合、季節性インフルエンザのように定点医療機関からの報告だけで地域の感染状況を推測するのは困難だとの認識を示した。新型コロナの診療に対応する医療機関が季節性インフルなどに比べて少ないため。【兼松昭夫】
釜萢氏はその上で、定点把握への切り替えに先立ち、新型コロナに対応する医療機関が年齢階級別の新規感染者数を「HER-SYS」に毎日入力する仕組みに移行するのが現実的だと指摘した。
新型コロナの感染の爆発的な拡大に伴う医療機関や保健所の業務負担を和らげるため、政府は、新規感染者の全数を把握する取り扱いの見直しを検討している。
これに対して釜萢氏は、「東京のように人口規模が大きい所だと、定点からの報告だけで評価するのは難しいと思う」「(現場の)事務負担を減らすことは大切だが、そのためにはまだ取り組むべき課題がある」などと述べ、定点把握への切り替えには時間がかかるとの認識を示した。
その上で、現時点で対応可能な負担軽減策として、年齢階級別の新規感染者数を「HER-SYS」で毎日報告する仕組みの運用を挙げた。
釜萢氏はその上で、定点把握への切り替えに先立ち、新型コロナに対応する医療機関が年齢階級別の新規感染者数を「HER-SYS」に毎日入力する仕組みに移行するのが現実的だと指摘した。
新型コロナの感染の爆発的な拡大に伴う医療機関や保健所の業務負担を和らげるため、政府は、新規感染者の全数を把握する取り扱いの見直しを検討している。
これに対して釜萢氏は、「東京のように人口規模が大きい所だと、定点からの報告だけで評価するのは難しいと思う」「(現場の)事務負担を減らすことは大切だが、そのためにはまだ取り組むべき課題がある」などと述べ、定点把握への切り替えには時間がかかるとの認識を示した。
その上で、現時点で対応可能な負担軽減策として、年齢階級別の新規感染者数を「HER-SYS」で毎日報告する仕組みの運用を挙げた。