京都府と京都市はこのほど、依存症専門医療機関を共同で選定した。依存症に対応可能な医療機関を府民・市民に広く周知し、適切な依存症医療につなげたい考えだ。【新井哉】

　府と市が選定したのは、ひろこ心の診療所（京都市上京区）で、依存症の種類は、薬物依存症とギャンブル等依存症。府・市は3月、アルコール健康障害の依存症専門医療機関として、同診療所を共同で選定していた。

　府と市は、依存症専門医療機関の選定に関する協定を締結しており、例えば、市内にある保険医療機関に関しては、市が選定などの事務を行う。これまでに、いわくら病院（同市左京区）や安東医院（同市下京区）などを共同で選定してきた。