国立感染症研究所がまとめた8月1日から7日までの週（第31週）の5類感染症の患者報告（小児科定点医療機関約3,000カ所、速報値）によると、手足口病の定点医療機関当たりの患者報告数が13週連続で増えた。ヘルパンギーナは10週連続で増加。一方、感染性胃腸炎は7週連続、咽頭結膜熱（プール熱）は5週連続で減少した。RSウイルス感染症は減少に転じ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は横ばいだった。【瀬戸直樹】

〔手足口病〕報告数は前週比約10.3％増の3.32人。都道府県別の上位3位は、新潟（10.39人）、埼玉（7.15人）、千葉（7.11人）。〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約12.8％減の2.38人。都道府県別の上位3位は、大分（6.69人）、福井（5.13人）、香川（4.57人）。〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約1.3％減の2.32人。都道府県別の上位3位は、三重（8.74人）、大阪（5.97人）、奈良（5.35人）。〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約5.3％増の0.79人。都道府県別の上位3位は、山梨（2.33人）、新潟（2.25人）、富山（2.17人）。〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週と同じ0.28人。都道府県別の上位3位は、長崎（1.27人）、鳥取（1.21人）、京都（0.92人）。〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約23.5％減の0.13人。都道府県別の上位3位は、高知（0.43人）、鳥取（0.42人）、岐阜（0.38人）。