閉じる

医療・介護ニュース

手足口病が13週連続増加、7県で警報基準値超過-感染研

2022年08月17日 16:35

印刷

 手や足などに水疱性の発疹が現れる手足口病の患者報告数が13週連続で増加していることが16日、国立感染症研究所が公表した1日から7日までの1週間(第31週)の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所)で分かった。【瀬戸直樹】

 この週の全国の1医療機関当たりの患者報告数は、前週比約10.3%増の3.32人。都道府県別では、新潟が10.39人で最も多く、以下は、埼玉(7.15人)、千葉(7.11人)、群馬(6.44人)、神奈川(5.35人)、秋田(5.24人)、宮城(5.19人)、東京(4.97人)、北海道(4.87人)、長野(4.41人)などの順。新潟、埼玉、千葉、群馬、神奈川、秋田、宮城では警報基準値(5.0人)を超えている。 手足口病は、水疱性の発疹を主な症状とした急性ウイルス性感染症で、乳幼児を中心に夏季に流行することが多い。原因病原体はコクサッキーウイルスやエコーウイルス、エンテロウイルスなどで、感染から3-5日の潜伏期間後、口腔粘膜や手のひら、足の甲・裏などに2-3ミリの水疱性発疹が現れる。飛沫や接触によって感染する。

出典:医療介護CBニュース