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医療・介護ニュース

コロナ重症患者増、高齢者の割合が高く警戒必要-東京都モニタリング会議専門家コメント

2022年08月10日 19:45

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 東京都が10日に公表した新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第97回)の「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、重症患者(人工呼吸器またはECMO使用)が増加していることを取り上げ、「60代以上の高齢者の割合が約73%と高い値となっており、今後の動向に警戒する必要がある」としている。【新井哉】

 重症患者数は、前回(3日時点)の35人から9日時点で40人となった。2日から8日までに、新たに患者41人が人工呼吸器を装着した一方で、26人が人工呼吸器から離脱した。人工呼吸器使用中に死亡した患者が7人いた。また、重症患者に準ずる患者も 106 人(前回は99人)いたという。

 オミクロン株の特性を踏まえた重症者用病床使用率についても、前回の31.7%から今回(9日時点)は34.8%と上昇傾向となっており、「今後の推移に警戒が必要」などと指摘している。

出典:医療介護CBニュース