福井県はこのほど、第7次県障がい者福祉計画（仮称、2023－27年度）に向けた課題と方向性などを公表した。計画策定委員会での重要論点として「障がい福祉分野の人材確保」などを挙げている。【新井哉】

　現状では、▽精神障害にも対応した地域包括ケアシステム▽障害特性に応じた支援や就労支援▽バリアフリー化や防災対策・感染症対策－などに関する課題があるという。

　例えば、精神障害にも対応した地域包括ケアシステムに関しては、精神疾患患者が増えているため、早期に相談・医療機関へつなぐ体制が必要だという。

　また、人材確保に関しては、ICTやロボットを活用して現場の負担を軽減したり、県内の大学・専門学校と連携して人材を確保したりする必要性を挙げている。