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医療・介護ニュース

5月の熱中症救急搬送2668人、半数超が高齢者-総務省消防庁が確定値の概要公表

2022年06月24日 19:00

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 総務省消防庁は24日、5月の熱中症による救急搬送者数の確定値の概要を公表した。この1カ月間の全国の搬送者数は2,668人で、前年同月と比べて1,042人多かった。高齢者が全体の半数超を占めた。【新井哉】

 消防庁によると、年齢区分ごとの搬送者数は、65歳以上の「高齢者」が1,380人で最も多く、以下は、18歳以上65歳未満の「成人」(743人)、7歳以上18歳未満の「少年」(501人)、生後28日以上7歳未満の「乳幼児」(44人)の順だった。

 初診時の傷病の程度別では、軽症が1,847人と7割近くを占めたが、3週間以上の入院が必要な重症も48人いた。死亡(初診時に死亡確認)は4人だった。熱中症の発生場所に関しては、住居が最も多く、全体の3割を占めた。

 都道府県別の人口10万人当たりの救急搬送者数については、鳥取が5.96人で最多となっており、宮崎(5.05人)、香川(4.63人)、徳島(4.31人)、滋賀(4.1人)などでも多かった。

出典:医療介護CBニュース