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医療・介護ニュース

精神科専門療法、入院1件・1日当たりの点数減少-厚労省が社会医療診療行為別統計の結果公表

2022年06月23日 16:35

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 厚生労働省は22日、社会医療診療行為別統計の結果(2021年)を公表した。精神科専門療法の入院の1件当たりの点数は前年比18.6点減の299.7点、1日当たりの点数は0.1点減の19.1点だった。【新井哉】

 入院の1件当たりの点数を年齢階級別で見ると、「40-64歳」が499.2点で最も高く、以下は「65-74歳」(413.9点)、「15-39歳」(262.0点)、「75歳以上」(224.5点)、「0-14歳」(12.3点)の順。「75歳以上」を除き、前年よりも減った。

 精神科専門療法の入院外の1件当たりの点数は前年比0.8点減の27.2点、1日当たりの点数は0.6点減の18.4点だった。

 今回の集計結果は、社会保険診療報酬支払基金支部・国民健康保険団体連合会に提出され、21年6月審査分として審査決定された医療保険制度のレセプト(医科診療と歯科診療の診療報酬明細書、保険薬局の調剤報酬明細書)のうち、レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)に蓄積されている全数が対象となっている。

 精神科専門療法には、▽入院精神療法▽通院・在宅精神療法▽精神科継続外来支援・指導料▽救急患者精神科継続支援料▽標準型精神分析療法▽認知療法・認知行動療法▽心身医学療法▽入院集団精神療法▽依存症集団療法-などが含まれている。

出典:医療介護CBニュース