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医療・介護ニュース

こころの連携指導料、自殺対策などの研修受講確認も-病院・診療所対象の適時調査で

2022年06月21日 18:15

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 厚生労働省が21日に公表した医科(病院、診療所)などを対象にした適時調査の調査書に、2022年度診療報酬改定で新設されたこころの連携指導料が、重点的に調査する施設基準として盛り込まれた。【新井哉】

 こころの連携指導料は、地域社会からの孤立状況などにより、精神疾患が増悪する恐れがあると認められる患者(入院患者を除く)などが対象で、患者の同意を得て精神科や心療内科を標榜する保険医療機関に診療情報を提供するなどした場合に算定できる。

 適時調査では、診療や療養上必要な指導を行う医師が、自殺対策などに関する適切な研修を受講しているかどうか確認する予定。そのため、常勤医師の研修修了証を準備しておく必要がある。

出典:医療介護CBニュース