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医療・介護ニュース

石綿の健康被害、特別遺族給付金の請求期限延長-厚労省が救済法改正のポイントをHP掲載

2022年06月17日 18:15

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 厚生労働省は、17日に公布された改正石綿健康被害救済法の基本的なポイントをホームページに掲載した。今回の改正で、特別遺族給付金の請求期限が10年間延長されたことや、支給対象が拡大されたことなどを取り上げている。【新井哉】

 石綿による健康被害について、仕事中に石綿に接触した労働者だけでなく、労働者が持ち帰った作業着などに付いた石綿を吸い込んだ家族らも病気になることを説明している。

 石綿による病気に関しては、「中皮腫や肺がん等があり、非常に長い期間が経ってから発症する」「どのような状況で石綿を吸い込んだのか明らかにすることが難しい」といった特徴を挙げている。

 また、仕事で発症した時は労災補償の対象となることや、労災補償の対象とならない周辺住民らに救済給付が支給されることも説明している。

出典:医療介護CBニュース