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医療・介護ニュース

性感染症ナビや旧優生保護法の相談窓口掲載も-東京都が「2019社会福祉の手引」発行

2019年09月05日 20:40

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 東京都は、都の社会福祉の各制度や保健・医療分野の事業などの最新情報を掲載した「2019社会福祉の手引」を発行した。19年版には、新たな項目として、性感染症の情報を一元化し、都民に分かりやすく説明するサイト「東京都性感染症ナビ」や旧優生保護法一時金受付・相談窓口などの情報が盛り込まれている。【新井哉】

 「東京都性感染症ナビ」については、近年患者が急増している梅毒に関するクイズ形式のe-ラーニングや予防方法、発症時の対処方法などをまとめた啓発動画を掲載していることを取り上げている。

 旧優生保護法一時金受付・相談窓口に関しては、対象者や担当課、ホームページアドレスなどを明記。自殺に関するSNS相談のLINEアカウント名(相談ほっとLINE@東京)やQRコードも掲載している。

 都は、区市町村(ケースワーカー・各種相談員)、社会福祉法人、民生委員・児童委員、公立図書館、社会福祉関係大学などに2万6505部を無償で配布。一般都民向けの販売(3500部)を行っているほか、ウェブサイトに手引のPDF版を掲載している。

出典:医療介護CBニュース