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医療・介護ニュース

ギャンブル等依存症治療拠点機関の選定検討も-高知県が対策推進計画案を公表

2022年04月14日 14:00

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 高知県はこのほど、県ギャンブル等依存症対策推進計画(2022-23年度)の案を公表した。依存症治療拠点機関設置の検討に向けた方向性を盛り込んだ。【新井哉】

 計画案によると、ギャンブル等依存症の人が県内で専門的な医療を受けられるよう、ギャンブル等依存症専門医療機関の設置を促進する。また、必要に応じて、県内の依存症治療を実施している専門医療機関同士の連絡会を開催し、連携の強化について検討する。

 医療従事者の研修も実施する。具体的には、適切な初期対応や専門医療機関につなげられるよう、かかりつけ医療機関の医療従事者を対象に、ギャンブル等依存症に関する基本的な知識を身に付ける研修を行う。

 県内のギャンブル等依存症の専門医療機関は1カ所のみ。医療機関を対象とした依存症に関する研修や情報発信などを担う依存症治療拠点機関は設けていない。そのため、医療従事者に対する人材育成のニーズや情報発信の必要性が高まってきた場合、治療拠点機関の選定を検討する。

出典:医療介護CBニュース