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医療・介護ニュース

ゲーム障害に対応できる相談員育成も-埼玉県が依存症対策推進計画を公表

2022年04月12日 14:55

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 埼玉県はこのほど、「埼玉県依存症対策推進計画」(2022-23年度)を公表した。アルコール健康障害対策推進計画やギャンブル等依存症対策推進計画に加え、個別法のないゲーム障害などについても包括的に記載。ゲーム障害については、「ゲーム障害に対応できる専門性のある相談員の人材育成」などの対策も示している。【新井哉】

 計画では、ゲーム障害に関する18年度の相談件数が107件(精神保健福祉センター70件、保健所37件)あったことを説明。ゲーム障害が体に与える影響として、▽睡眠不足と睡眠の質の低下(睡眠障害)▽食事習慣の乱れ(摂食障害のリスク要因)▽デジタル眼精疲労▽不適切な姿勢による首、肩、背中の痛み(頸部痛)-などを挙げている。

 これらの日常生活上の問題のほかに、「オンラインゲーム等で過度の課金を行ってしまうといった経済的な問題も併せて生ずることもある」とゲーム障害の特徴を説明。具体的な対策も示しており、ゲーム障害に関する予防や正しい知識の普及啓発に取り組んだり、相談・教育関係者と連携し、学校の児童・生徒・保護者への理解促進を図ったりする。

出典:医療介護CBニュース