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医療・介護ニュース

【感染症情報】感染性胃腸炎、RSウイルスが増加-A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は6週連続減少

2022年03月15日 14:40

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 国立感染症研究所がまとめた2月28日から3月6日までの週(第9週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、速報値)によると、5週連続で減少していた感染性胃腸炎とRSウイルス感染症の定点医療機関当たりの患者報告数が増加に転じた。咽頭結膜熱(プール熱)は横ばい。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は6週連続で減少した。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約4.4%増の3.81人。都道府県別の上位3位は、大分(12.36人)、愛媛(9.89人)、香川(7.54人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約7.4%減の0.25人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鳥取(2.11人)、新潟(1.11人)、長崎(0.86人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約17.6%増の0.2人。都道府県別の上位3位は、富山(3.03人)、宮崎(1.69人)、島根(1.13人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週と同じ0.1人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、富山(0.52人)、鹿児島(0.45人)、佐賀(0.35人)。

出典:医療介護CBニュース