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医療・介護ニュース

近隣の精神科医療機関と連携強化し地域移行促進も-岩見沢市立総合病院が新病院建設計画骨格案を公表

2022年03月11日 16:00

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 岩見沢市立総合病院(北海道岩見沢市、一般365床、精神115床、感染症4床)はこのほど、新病院建設計画の骨格案を公表した。新病院の重点機能として「専門医療の充実」「地域医療連携の推進」などを挙げている。【新井哉】

 市立総合病院と北海道中央労災病院の統合を前提とした新病院の標榜診療科案(内科、外科、精神神経科など18科)を示しており、市立総合病院の標榜診療科(15科)については、「休診中の形成外科を除き、現在の標榜診療科を維持する」と説明。新病院の病床数は450-470床とし、「今後、病棟編成などの検討を進めていく中で、具体的な病床数を設定する」としている。

 「専門医療の充実」に関しては、精神科における外来、デイケア、訪問看護や入退院支援の連携を強化するほか、精神科救急医療や身体合併症を有する精神疾患患者を診療できる体制を維持する。また、近隣の精神科医療機関や福祉施設などとの連携を強化し、地域移行や早期の社会復帰を促進する。

 「地域医療連携の推進」に関しては、岩見沢市医師会や地域の医療機関との連携を深めて地域医療を維持したり、市内医療機関との連携強化による機能分化を図ったりする。

出典:医療介護CBニュース