山形県は2日、「山形県ギャンブル等依存症対策推進計画」（2022－24年度）の案を公表した。ギャンブル等依存症の人が適切な医療を受けられるよう、「専門医療機関の選定及び拡充に努める」としている。【新井哉】

　計画案では、基本的な方向性として、「相談・治療・回復のための支援体制の充実」「連携協力体制の構築及び人材の育成・確保の推進」などを挙げている。

　例えば、「相談・治療・回復のための支援体制の充実」に関しては、ギャンブル等依存症の人やその家族らを早期に適切な支援につなげるため、精神保健福祉センターや保健所で相談支援を行う。また、治療回復プログラムの普及や、ギャンブル等依存症の治療が可能な医療機関の拡大に必要な調整を実施する。

　「連携協力体制の構築及び人材の育成・確保の推進」に関しては、医療機関と相談機関、民間団体との相互の連携を図り、ギャンブル等依存症の人やその家族らの相談・治療・回復を途切れなく支援できる体制を構築する。