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医療・介護ニュース

精神病床入院後12カ月時点の退院率は「後退」-石川県医療計画中間評価・見直し素案

2022年02月28日 13:10

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 石川県はこのほど、「石川県医療計画中間評価・見直し」の素案を公表した。これまでの取り組みや数値目標の中間評価などを記載。 精神疾患に関しては、「目標値を達成している数値目標の割合は、3割となっている」と説明している。【新井哉】

 素案では、精神病床における入院後3カ月、6カ月、12カ月時点の退院率について、3カ月と6カ月時点の退院率は改善しているが、12カ月時点の退院率は「後退している」と記載。「引き続き、関係機関と連携し、精神障害者が地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の充実に取り組む」といった方向性も示している。

 「自殺死亡率」については、「年により多少の増減はあるものの、年々減少傾向にあり、改善となっている」と指摘。良質・適切な精神医療の提供を確保するための指標である「認知行動療法等届出施設数」「重度アルコール依存症入院医療管理加算を算定された精神病床を持つ病院数」「児童思春期精神の医療機関数」については、「現状維持」としている。

出典:医療介護CBニュース