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医療・介護ニュース

児童思春期外来の診察体制拡大し重症化防止も-山形県病院事業中期経営計画案

2022年02月25日 18:15

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 山形県はこのほど、山形県病院事業中期経営計画(2022-25年度)の案を公表した。県立病院の個別計画(河北病院を除く3病院)や収支計画などを記載。各病院のバランスト・スコアカード(BSC)を作成し進捗を管理する方向性も示している。【新井哉】

 計画案では、コロナ患者を受け入れるための一部診療制限や外来での受診控えなどにより、患者数や医業収益は、こころの医療センターを除き大幅に減少したことを説明。重点課題として、「感染症への対応と他の救急、高度医療の提供など県立病院が担うべき役割との両立」「資金不足等解消計画の達成を目指した経営改善」などを挙げている。

 各病院の課題や果たすべき役割なども記載している。例えば、こころの医療センターについては、精神科救急対応や児童思春期精神科医療、心神喪失者等医療観察法への対応などの政策的精神科医療を提供。また、精神科を受診する精神疾患患者が増加傾向で、特に児童思春期精神疾患の患者が目立っているため、一般外来、児童思春期外来の診察体制を拡大し、早期診察・治療により重症化防止に努める。

出典:医療介護CBニュース