福岡県はこのほど、「福岡県地域福祉支援計画」（2022－24年度）の案を公表した。自殺対策については、県自殺対策計画に基づき、国や市町村、関係機関と一層の連携を図り、総合的に推進していく。【新井哉】

　計画案では、自殺の背景には精神保健上の問題だけでなく、過労、生活困窮、育児、介護疲れ、いじめ、孤立などの「様々な要因」があることに触れ、これを防ぐためには、「保健、医療、福祉、教育、労働などの関係機関が連携して自殺対策に取り組み、県民一人ひとりが自殺を考えるほど追いつめられている人に気づき、支え合う社会をつくることが重要」としている。

　ひきこもり対策も推進する。具体的には、▽本人や家族からの相談対応▽本人に対する社会参加に向けた支援▽支援機関に対する研修や他の支援機関とのネットワークづくり▽ひきこもりサポーターの養成－などを実施する。