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医療・介護ニュース

過疎地域で総合的な認知症施策推進や医師確保支援-東京都が計画を公表

2022年01月11日 13:00

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 東京都はこのほど、東京都過疎地域持続的発展計画(2021-25年度)を公表した。「高齢者・児童等の福祉の向上及び増進」「保健・医療の確保」などの項目について、「着実に持続的発展計画を推進していく」としている。【新井哉】

 「高齢者・児童等の福祉の向上及び増進」については、「地域で支え合いながら、高齢者がいきいきと心豊かに、住み慣れた地域で、安心して暮らし続けることができる社会を構築するための施策に取り組む」と記載。また、障害者の地域生活基盤を町村が地域の実情に合わせて整備できるよう支援する。

 例えば、認知症に関しては、▽認知症の人と家族を支える地域づくり▽地域連携の推進と専門医療の提供▽人材育成▽普及啓発-などの総合的な認知症施策を推進する。

 「保健・医療の確保」については、島しょ地域における健康増進法に基づく健康診査などの補助事業を引き続き実施するほか、地域住民が適切な医療サービスを受けられる環境を整備するため、医師などの確保を支援する。具体的な対策として、「地域医療支援ドクター事業による派遣」「自治医科大学卒業義務年限医の派遣」などを挙げている。

出典:医療介護CBニュース