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医療・介護ニュース

空港検疫コロナ陽性、日本国籍・外国籍共に増加-厚労省が検査実績を更新、陽性率もアップ

2021年12月17日 17:20

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 厚生労働省は17日、検疫所における滞在国・地域別の陽性検体数などの新型コロナウイルスの検査実績を更新した。検査実績によると、11月28日から12月4日までの1週間の陽性検体数は、日本国籍者が前週比11検体増の33検体、外国籍者が同14検体増の38検体となっている。【新井哉】

 この1週間の総検体数は、日本国籍者が前週比3,272検体増の1万6,648検体、外国籍者が同638検体増の1万1,568検体。陽性率も上昇しており、日本国籍者が約0.2%(前週は約0.16%)、外国籍者が約0.33%(同約0.22%)だった。

 日本国籍者の国・地域別(入国前14日間に滞在)の陽性検体数は、フランスが8検体で最も多かった。以下は、英国(4検体)、イタリア、スイス(各3検体)、タイ、米国(各2検体)、オランダ、ギリシャ、ドイツ、トルコ、ハンガリー、フィンランド、ブルキナファソ、ポルトガル、モンゴル、ラオス人民民主共和国、ロシア(各1検体)の順だった。

 外国籍者は、米国(10検体)、ネパール(6検体)、ナミビア(3検体)、韓国、ナイジェリア、ベトナム(各2検体)、イタリア、インド、コロンビア、スリランカ、トリニダード・トバゴ、トルコ、パキスタン、バングラデシュ、フィリピン、ブラジル、フランス、ミャンマー、ロシア(各1検体)だった。

 この集計は速報値で、厚労省は「成田空港、羽田空港、関西空港、福岡空港、中部空港からの入国者について集計している」と説明。総検体数・陽性検体数については、入国前14日間に滞在した国・地域を計上。入国者が複数の国・地域に滞在していた場合は滞在していた国・地域を全て計上している。

出典:医療介護CBニュース