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医療・介護ニュース

コロナ禍でメンタル不調、自殺防止テーマに講演会-東京都が来年1月オンライン開催、事業所向け対策

2021年12月07日 12:35

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 東京都福祉保健局は、事業所向け自殺対策講演会を2022年1月に開催すると発表した。コロナ禍の新しい働き方になじめない従業員らが、メンタルヘルスの不調を抱えている事例が多いことを踏まえ、「従業員の年齢層に即したメンタルヘルスケアのあり方と自殺防止対策」をテーマに、オンラインで実施する。【新井哉】

 講演会は、若年従業員向けが1月7日、中高年従業員向けが1月21日に開催される。都内に所在する事業所の管理職、人事労務担当者、健康管理者らが対象で、定員はそれぞれ200人。こころの耳運営事務局の石見忠士事務局長が講師を務め、「若年者に見られる精神疾患の特徴」「テレワークへの不安への対処法」などについて講演する。

 「個別フォローアップ」も予定しており、講演会を受講した事業所には、希望に応じて精神科医や臨床心理士、精神保健福祉士、産業カウンセラーなどの「職場のメンタルヘルスや自殺対策を専門とするアドバイザー」が、メンタルヘルス・自殺防止対策に取り組む上でのサポートを行う。

出典:医療介護CBニュース