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医療・介護ニュース

治療抵抗性統合失調症薬使用可能な医療機関を整備-福島県医療計画中間見直し素案、各圏域1カ所以上

2021年12月03日 14:25

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 福島県はこのほど、「第七次福島県医療計画<中間見直し>」の素案を公表した。精神疾患対策については、治療抵抗性統合失調症治療薬の使用率が全国と比較し低いため、使用できる医療機関を各圏域に1カ所以上整備する方針を掲げている。【新井哉】

 素案では、患者数の多い統合失調症、うつ病・躁うつ病などについて、「地域連携拠点機能を有する病院」を2023年度末までに整備すると記載。また、多様な精神疾患などに対応できる医療連携体制の構築に向け、医療機能を明確化するとしている。

 精神科救急については、「県北、県中・県南、会津、浜通りの4ブロックで28の輪番病院や精神科救急情報センターの体制整備の充実を図る」と記載。また、精神科訪問看護や専門職がチームを組んで訪問支援を行うアウトリーチ支援などの拡充を図るとしている。

 発達障害に対応する医療機関や従事者らが限られ、発達障害が疑われる児童の初診待ちが長期化していることにも触れ、発達障害診療などに関わる医師らの裾野を広げるため、地域のかかりつけ医や従事者らに対する研修を充実させる方向性を示している。

出典:医療介護CBニュース