2021年11月17日 15:35
福島県はこのほど、「福島県過疎・中山間地域振興戦略」(2022-30年度)の中間整理案を公表した。過疎・中山間地域における高齢者人口や介護サービスの需要見込みを踏まえ、介護・障害福祉サービスの基盤整備とサービスの質の向上を図り、高齢者や障害者が安心して暮らし続けることができる体制を整備する方向性を示している。【新井哉】
中間整理案では、県の過疎・中山間地域について、山間部が多い県土の特性から、県内の51市町村が該当し、県の面積の約8割、人口の約3割を占めていると説明。また、人口減少・少子高齢化の進行に伴い、さまざまな地域課題に直面していることなどに触れ、従来の地域振興の考え方や取り組みの方向性にとらわれず、「前例のない挑戦」を続けていくことが求められると記載。生活維持機能の分担やその集約化を図る「地域間の機能分担、広域ネットワーク・地域をつなぐ組織づくり」が必要との考え方を示している。
地域医療体制に関しては、高齢者が多く居住し、医療需要が高い地域であるが、医師や看護師などの医療人材の不足、地域偏在が深刻化していると指摘。地域医療体制を充実させる具体的な取り組みとして、▽過疎・中山間地域の医療を支える県立病院の診療機能の強化▽へき地診療所の運営支援▽自治医科大卒業医師などの配置▽ケーブルテレビやテレビ電話などを活用した在宅健康管理-などを挙げている。
地域包括ケアシステムに関しては、市町村が実施する地域包括ケアシステムの体制整備事業を支援したり、地域包括支援センターの機能を強化したりする。認知症に関しては、医療従事者の対応力向上を図る研修を強化するほか、認知症疾患医療センターの活動を推進する。
中間整理案では、県の過疎・中山間地域について、山間部が多い県土の特性から、県内の51市町村が該当し、県の面積の約8割、人口の約3割を占めていると説明。また、人口減少・少子高齢化の進行に伴い、さまざまな地域課題に直面していることなどに触れ、従来の地域振興の考え方や取り組みの方向性にとらわれず、「前例のない挑戦」を続けていくことが求められると記載。生活維持機能の分担やその集約化を図る「地域間の機能分担、広域ネットワーク・地域をつなぐ組織づくり」が必要との考え方を示している。
地域医療体制に関しては、高齢者が多く居住し、医療需要が高い地域であるが、医師や看護師などの医療人材の不足、地域偏在が深刻化していると指摘。地域医療体制を充実させる具体的な取り組みとして、▽過疎・中山間地域の医療を支える県立病院の診療機能の強化▽へき地診療所の運営支援▽自治医科大卒業医師などの配置▽ケーブルテレビやテレビ電話などを活用した在宅健康管理-などを挙げている。
地域包括ケアシステムに関しては、市町村が実施する地域包括ケアシステムの体制整備事業を支援したり、地域包括支援センターの機能を強化したりする。認知症に関しては、医療従事者の対応力向上を図る研修を強化するほか、認知症疾患医療センターの活動を推進する。