閉じる

医療・介護ニュース

22年4月より処遇改善を実施、SOMPOケア-介護現場マネジメント職約1,200人の年収約55万円引き上げ

2021年11月05日 20:20

印刷

 SOMPOケアは5日、2022年4月に大幅な処遇改善を実施すると発表した。介護職のリーダーの年収を約50万円、介護現場のマネジメント職の年収を約55万円引き上げる。また、介護現場の看護職の年収を平均で15万円程度引き上げる。【齋藤栄子】

 介護職のリーダーは、介護福祉士として3年程度の現場経験があり、その能力や資質が一定水準以上と評価された場合、同社の「ケアコンダクター」となる。約1,000人いるケアコンダクターが、年収引き上げの対象。また、介護現場のマネジメント職は、ホーム長など施設・事業所の責任者に当たる約1,200人が対象となる。 介護現場の看護職は、その高い専門性や能力に見合った処遇水準へ見直しを図り、介護現場が医療現場に劣らない魅力的な労働環境であることを見える化するために、全ての看護職に当たる約800人の年収を引き上げる。 これらの他にも、ケアマネジャーなどの専門職のうち、マネジメント職を中心に処遇改善を実施するほか、パートスタッフも専門性や貢献度に伴って広く引き上げを行うとしている。 19年10月の処遇改善第一弾に続く、第二弾の実施となる。会社財源から、第一弾と合わせて約34億円を投じて行う。社員の雇用定着と、中長期的に多彩なキャリアアップを実現できるような同社の制度の整備に継続的に取り組むとともに、介護職の社会的地位向上につなげ、介護業界全体の発展に貢献することを目指す。

出典:医療介護CBニュース