2021年10月27日 15:05
厚生労働省はこのほど、「家庭用品に係る健康被害の年次とりまとめ報告」(2020年度)を公表した。家庭用品の報告に関しては、マスクが最も多かった。前年度はマスクの報告はなかった。【新井哉】
この報告は、一般社団法人皮膚安全性症例情報ネットの協力を得て家庭用品による皮膚障害の事例を収集・整理している。家庭用品の全ての健康被害事例を集計した「報告全数」は、前年度比39件増の81件で、このうち「異常事例」(治療のために入院又は入院期間の延長が必要とされる事例など)に該当したものが8件(前年度6件)あった。
「報告全数」の内訳は、マスクが34件で最も多く、以下は、ネックレス(5件)、家庭用手袋(天然ゴム)、ピアス(共に4件)、家庭用手袋(その他)、食器用洗剤、指輪、ビューラー(各3件)などの順だった。
皮膚障害の種類は、アレルギー性接触皮膚炎(37例)が最も多く、「ピアス、ネックレス等の装飾品が多かった」と説明。2番目に多かったのは刺激性接触皮膚炎(21例)で、マスクによるものが多かったとしている。
この報告は、一般社団法人皮膚安全性症例情報ネットの協力を得て家庭用品による皮膚障害の事例を収集・整理している。家庭用品の全ての健康被害事例を集計した「報告全数」は、前年度比39件増の81件で、このうち「異常事例」(治療のために入院又は入院期間の延長が必要とされる事例など)に該当したものが8件(前年度6件)あった。
「報告全数」の内訳は、マスクが34件で最も多く、以下は、ネックレス(5件)、家庭用手袋(天然ゴム)、ピアス(共に4件)、家庭用手袋(その他)、食器用洗剤、指輪、ビューラー(各3件)などの順だった。
皮膚障害の種類は、アレルギー性接触皮膚炎(37例)が最も多く、「ピアス、ネックレス等の装飾品が多かった」と説明。2番目に多かったのは刺激性接触皮膚炎(21例)で、マスクによるものが多かったとしている。