2021年10月25日 19:00
鳥取県はこのほど、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている「ヤングケアラー」に関する実態調査(2021年度鳥取県青少年育成意識調査)の速報値を公表した。【新井哉】
調査は、小学5年、中学2年、高校2年の児童生徒、青年(19-29歳)の中から2994人を無作為に抽出し、1594人から有効回答を得た。集計結果によると、小学5年で1.8%(382人中7人)、中学2年で2.0%(410人中8人)、高校2年で3.2%(409人中13人)、青年で5.1%(393人中20人)がヤングケアラーに該当した。 ケアによる生活への影響(複数回答)も取り上げている。例えば、中学2年生では、「体調不良・ストレスがある」「体がだるい」「特に影響はない」がそれぞれ37.5%(8人中3人)。「勉強の時間が十分に取れない」「授業に集中できない」「友人と遊ぶことができない」「自分の時間が取れない」(各25.0%、8人中2人)との回答もあった。 青年のケアの相手(複数回答)は、「祖母」(30.0%、20人中6人)が最も多かった。2番目に多かったのは「兄弟姉妹」(25.0%、20人中5人)だった。ケアの相手の状況は、「身体障がい」「高齢・老化による心身機能の低下」がそれぞれ40.0%(20人中8人)、「知的障がい」が20.0%(20人中4人)となっている。ケアによる就労などへの影響については、「転職・転学した」(10.5%、19人中2人)との回答もあった。
調査は、小学5年、中学2年、高校2年の児童生徒、青年(19-29歳)の中から2994人を無作為に抽出し、1594人から有効回答を得た。集計結果によると、小学5年で1.8%(382人中7人)、中学2年で2.0%(410人中8人)、高校2年で3.2%(409人中13人)、青年で5.1%(393人中20人)がヤングケアラーに該当した。 ケアによる生活への影響(複数回答)も取り上げている。例えば、中学2年生では、「体調不良・ストレスがある」「体がだるい」「特に影響はない」がそれぞれ37.5%(8人中3人)。「勉強の時間が十分に取れない」「授業に集中できない」「友人と遊ぶことができない」「自分の時間が取れない」(各25.0%、8人中2人)との回答もあった。 青年のケアの相手(複数回答)は、「祖母」(30.0%、20人中6人)が最も多かった。2番目に多かったのは「兄弟姉妹」(25.0%、20人中5人)だった。ケアの相手の状況は、「身体障がい」「高齢・老化による心身機能の低下」がそれぞれ40.0%(20人中8人)、「知的障がい」が20.0%(20人中4人)となっている。ケアによる就労などへの影響については、「転職・転学した」(10.5%、19人中2人)との回答もあった。