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医療・介護ニュース

熱中症、人口当たりの救急搬送は鹿児島が最多-総務省消防庁、9月の確定値の概要を公表

2021年10月25日 14:45

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 総務省消防庁はこのほど、9月の熱中症による救急搬送者数の確定値を取りまとめ、その概要を公表した。この1カ月間の全国の搬送者数は2355人で、前年同月と比べて4730人少なかった。【新井哉】

 消防庁によると、都道府県別の人口10万人当たりの救急搬送者数は、鹿児島(10.7人)が最も多かった。次いで沖縄(9.87人)、宮崎(8.22人)、熊本(6.67人)、佐賀(6.03人)などの順だった。

 全国の年齢区分ごとの搬送者数については、65歳以上の「高齢者」が1310人で最も多く、以下は、18歳以上65歳未満の「成人」(790人)、7歳以上18歳未満の「少年」(230人)、生後28日以上7歳未満の「乳幼児」(25人)の順だった。

 初診時の傷病の程度別では、軽症が1542人と6割超を占めたが、3週間以上の入院が必要な重症も36人いた。死亡(初診時に死亡確認)は3人だった。熱中症の発生場所に関しては、住居が最も多く、全体の3割超を占めた。

出典:医療介護CBニュース