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医療・介護ニュース

インフルワクチン、13歳以上の人には原則1回注射を-厚労省が呼び掛け

2019年08月21日 15:20

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 厚生労働省は、季節性インフルエンザワクチンの供給に関する通知を都道府県などに出した。ワクチンの安定供給を進めるため、13歳以上の人に接種する際は、医師が必要性を認める場合を除いて原則として「1回注射」とするよう求めている。【松村秀士】

 通知では、今冬のインフルエンザ・シーズンのワクチンの供給量は、2016年以降で最も多く、近年の使用量などを考慮するとワクチンを適切に使用すれば不足しない状況だと指摘している。

 ただ、ワクチンの安定的な供給や効率的な使用を推進するための対応を医療機関などに求めている。具体的には、13歳以上の人には原則「1回注射」とするほか、必要に見合う量を購入するよう指示。また、定期予防接種の対象者が接種を受ける機会を確保できるような配慮も求めている。

 同じバイアル(容器)から複数回の使用が可能とされている製品に関しては、取り扱い上の注意などを踏まえた上で、効率的な使用に努めることと指摘。このような製品で既に一部の接種液が吸引されているバイアルを使用する場合、最初の吸引から24時間が経過すれば使用せずに適切に廃棄すべきだとしている。

出典:医療介護CBニュース