2021年10月14日 14:35
厚生労働省は14日、第55回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(13日開催)の感染状況の分析・評価などを公表した。ワクチン接種がさらに進むことによる感染拡大の抑制・重症化予防が期待される一方、「ワクチンの効果の減弱によるブレイクスルー感染の増加も想定される」とし、ワクチン接種者であっても症状が疑われる場合、受診・検査を行うよう求めている。【新井哉】
厚労省によると、6日時点の全国の入院者数は4579人で、1週間前と比べて2727人減っている。全国の受入確保病床数に対する割合は11.5%(1週間前は18.0%)で、都道府県別では、埼玉、滋賀(共に19.6%)が最も高く、以下は、沖縄(18.3%)、兵庫(18.0%)、大阪(17.6%)、石川(17.5%)、神奈川(16.9%)、千葉(16.7%)、栃木、愛知(共に13.9%)、奈良(13.6%)などの順だった。
全国の重症者数(6日時点)は、1週間前と比べて377人少ない762人となっている。都道府県別では、東京(262人)が最も多かった。2番目に多かったのは大阪(190人)だった。
感染状況については、新規感染者数の減少に伴い、療養者数、重症者数や死亡者数も減少が続いているが、「重症者数と死亡者数は今回の感染拡大前の水準以下に達していない」と指摘。緊急事態措置やまん延防止等重点措置の解除後、多くの地域で夜間滞留人口の増加が続いていることを取り上げ、「新規感染者数の今後の動向には注意が必要」としている。
今後の見通しに関しては、「ワクチン接種が更に進むことによる効果が期待されるが、今後の感染再拡大を見据え、現在の感染状況が改善している状態を少しでも長く維持し、もう一段感染者数を落とすことが重要」と記載。国や自治体においては、「外出時には混雑している場所や時間を避けて少人数で行動するよう周知を行うことや、企業におけるテレワーク等の推進状況を踏まえた柔軟な働き方の実施に向けて呼びかけを行うことが必要」としている。
厚労省によると、6日時点の全国の入院者数は4579人で、1週間前と比べて2727人減っている。全国の受入確保病床数に対する割合は11.5%(1週間前は18.0%)で、都道府県別では、埼玉、滋賀(共に19.6%)が最も高く、以下は、沖縄(18.3%)、兵庫(18.0%)、大阪(17.6%)、石川(17.5%)、神奈川(16.9%)、千葉(16.7%)、栃木、愛知(共に13.9%)、奈良(13.6%)などの順だった。
全国の重症者数(6日時点)は、1週間前と比べて377人少ない762人となっている。都道府県別では、東京(262人)が最も多かった。2番目に多かったのは大阪(190人)だった。
感染状況については、新規感染者数の減少に伴い、療養者数、重症者数や死亡者数も減少が続いているが、「重症者数と死亡者数は今回の感染拡大前の水準以下に達していない」と指摘。緊急事態措置やまん延防止等重点措置の解除後、多くの地域で夜間滞留人口の増加が続いていることを取り上げ、「新規感染者数の今後の動向には注意が必要」としている。
今後の見通しに関しては、「ワクチン接種が更に進むことによる効果が期待されるが、今後の感染再拡大を見据え、現在の感染状況が改善している状態を少しでも長く維持し、もう一段感染者数を落とすことが重要」と記載。国や自治体においては、「外出時には混雑している場所や時間を避けて少人数で行動するよう周知を行うことや、企業におけるテレワーク等の推進状況を踏まえた柔軟な働き方の実施に向けて呼びかけを行うことが必要」としている。