2021年10月12日 13:45
手や足などに水疱性の発疹が現れる手足口病の患者報告数が7週連続で増加していることが12日、国立感染症研究所が公表した9月27日から10月3日までの1週間(第39週)の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所)で分かった。【新井哉】
この週の全国の1医療機関当たりの患者報告数は、前週比16.3%増の1.14人。都道府県別では、大分(10.75人)、福岡(9.01人)、佐賀(5.52人)、宮崎(5.14人)で警報基準値(5.0人)を上回っている。
佐賀県感染症発生動向調査週報(第39週)では、「特に鳥栖保健福祉事務所管内からの報告が多い状況」と指摘。タオルの共用を避け、手洗いの励行で感染予防に努めるよう呼び掛けている。宮崎県感染症発生動向調査2021年第39号でも、例年同時期の定点当たり平均値(1.2人)の約4.3倍であったと説明。「年齢群別は6カ月から2歳が全体の約9割を占めた」などとしている。
手足口病は、水疱性の発疹を主な症状とした急性ウイルス性感染症で、乳幼児を中心に夏季に流行することが多い。原因病原体はコクサッキーウイルスやエコーウイルス、エンテロウイルスなどで、感染から3-5日の潜伏期間後、口腔粘膜や手のひら、足の甲・裏などに2-3ミリの水疱性発疹が現れる。飛沫や接触によって感染する。
この週の全国の1医療機関当たりの患者報告数は、前週比16.3%増の1.14人。都道府県別では、大分(10.75人)、福岡(9.01人)、佐賀(5.52人)、宮崎(5.14人)で警報基準値(5.0人)を上回っている。
佐賀県感染症発生動向調査週報(第39週)では、「特に鳥栖保健福祉事務所管内からの報告が多い状況」と指摘。タオルの共用を避け、手洗いの励行で感染予防に努めるよう呼び掛けている。宮崎県感染症発生動向調査2021年第39号でも、例年同時期の定点当たり平均値(1.2人)の約4.3倍であったと説明。「年齢群別は6カ月から2歳が全体の約9割を占めた」などとしている。
手足口病は、水疱性の発疹を主な症状とした急性ウイルス性感染症で、乳幼児を中心に夏季に流行することが多い。原因病原体はコクサッキーウイルスやエコーウイルス、エンテロウイルスなどで、感染から3-5日の潜伏期間後、口腔粘膜や手のひら、足の甲・裏などに2-3ミリの水疱性発疹が現れる。飛沫や接触によって感染する。