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医療・介護ニュース

手足口病、東京都内の流行が終息へ-患者報告数が3週連続で減少

2019年08月21日 14:10

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 東京都内の手足口病の流行が終息に向かいつつある。東京都感染症発生動向調査の週報(ウェブ版)によると、12日から18日までの週の1医療機関当たりの患者報告数は、前週比約66%減の2.73人で、3週連続で減少した。【新井哉】

 この週の都内の患者報告数は警報基準値(5.0人)を下回り、ピーク時の7分の1ほどになっている。池袋を除く全保健所管内で前週の患者報告数より減ったが、一部の保健所管内では警報基準値を上回った状態が続いており、こうした地域では、引き続き手洗いの徹底などが求められそうだ。

 手足口病は、水疱性の発疹を主な症状とした急性ウイルス性感染症で、乳幼児を中心に夏季に流行することが多い。原因病原体はコクサッキーウイルスやエコーウイルス、エンテロウイルスなどで、感染から3―5日の潜伏期間後、口腔粘膜や手のひら、足の甲・裏などに2―3ミリの水疱性発疹が現れる。飛沫や接触によって感染する。

出典:医療介護CBニュース