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医療・介護ニュース

精神科・救急医療機関と連携強化し自殺対策推進-福岡県が次期県総合計画素案を公表

2021年10月01日 11:00

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 福岡県はこのほど、次期福岡県総合計画の素案を公表した。「健康づくり、安心で質の高い医療の提供」に関しては、「こころの健康づくりの推進」を記載。県内各地域において救急医療機関や精神科医療機関、市町村などとの連携を強化し、うつ病患者や自殺未遂者らの自殺ハイリスク者に対する支援体制を整備する方向性を示している。【新井哉】

 「こころの健康づくりの推進」 に関する具体的な取り組みとして、▽こころの健康▽自殺対策▽依存症対策-を推進することに加え、「ひきこもり状態にある人」を支援することを挙げている。

 例えば、依存症対策に関しては、「依存症の発生予防から、相談、治療、回復、社会復帰に至る切れの目ない支援」のため、医療機関、相談機関、民間団体、事業者などと連携した支援体制の整備に取り組む。

 また、アルコール依存症対策として、飲酒運転違反者に保健所などでの適正飲酒指導や指定医療機関の受診を促し、飲酒に関する正しい知識の提供や治療への誘導を図る。

出典:医療介護CBニュース