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医療・介護ニュース

コロナ影響の心の悩み、適切な機関につなぐ対応も-2021年版厚生労働白書

2021年07月30日 16:45

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 厚生労働省が30日に公表した厚生労働白書(2021年版)では、「こころの健康対策」の項目で、新型コロナウイルス感染症の影響を取り上げ、精神保健福祉センターなどにおける対応を記載している。【新井哉】

 また、新型コロナウイルス感染症の影響により、「不安やストレス等の心の悩みを抱えた国民の心のケア」を行うため、精神保健福祉センターなどで相談内容に応じて必要な助言を行い、適切な機関などにつなぐ対応を行っていることも記載。経済・生活問題への対応についても、「ハローワークにおいて求職者のための各種相談窓口の設置や、各種生活支援に関する専門家による巡回相談、メール相談事業などの支援策を強化している」と説明している。

 「こころの健康対策」の項目では、うつ病についても取り上げており、重症化する前に早期に治療を行うことができるよう、「うつ病等に罹患している者を早期に発見し適切に対応することが重要である」と記載。「一般かかりつけ医と精神科医の連携を強化し、円滑に精神科医療につながる仕組みづくりを進めるなど、うつ病の早期発見、早期治療が実施できる医療体制の充実を図っている」としている。

出典:医療介護CBニュース