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医療・介護ニュース

東京都のコロナ変異株、60歳以上の割合が上昇-全体の1割超占める

2021年07月16日 13:15

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 東京都新型コロナウイルス感染症対策本部は15日、新型コロナウイルスの変異株スクリーニング状況(変異株PCR検査など)を公表した。東京都健康安全研究センターと民間検査機関などで検査を実施した591例のうち177例が陽性(L452R変異株)となった。60歳以上の陽性例の割合は約11.3%で、前回の発表(60歳以上は約4.3%)と比べて約7ポイント上がった。【新井哉】

 対策本部によると、陽性例については、20歳代が45例で最も多く、以下は、30歳代(35例)、40歳代(33例)、50歳代(21例)、10歳代(14例)、60歳代(11例)、10歳未満(9例)、70歳代(6例)、80歳代(3例)の順だった。「海外リンクあり」(海外への渡航歴ある者およびその濃厚接触者)に該当する陽性例はなかった。

 これまでの変異株PCR検査実施数なども公表している。それによると、検査実施数は9566例(4月30日からL452Rスクリーニング検査開始)で、このうちL452R陽性例が1474例(4月29日以前の検査可能検体5例を含む)となっている。

出典:医療介護CBニュース