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医療・介護ニュース

認知症バリアフリー推進や医療・介護連携体制構築-埼玉県5か年計画大綱

2021年07月09日 15:10

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 埼玉県はこのほど、「埼玉県5か年計画大綱」(2022-26年度)を公表した。大綱は次期5か年計画の素案となるもので、「地域で高齢者が安心して暮らせる社会づくり」などの施策が盛り込まれている。【新井哉】

 大綱では、25年に団塊世代が75歳以上となり、県内で後期高齢者の急増が見込まれることを説明。医療や介護が必要な県民の増加に対応することに加え、住み慣れた地域で安心して自分らしい暮らしを送りたいと願う高齢者を支える必要があるとしている。

 このため、医療、介護、介護予防、生活支援、住まいが一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築に取り組む方向性を提示。また、認知症の人やその家族を支援するチームオレンジを構築するなど、地域における認知症バリアフリーを推進するとしている。

 主な取り組みについては、▽チームオレンジの構築など認知症の人を支える仕組みづくりと認知症医療体制の充実▽在宅医療連携拠点の機能強化と、医療と介護の連携体制の構築支援▽在宅医療を担う医師・歯科医師・看護師など専門人材、医療と介護をつなげる人材の確保と養成▽サービス付き高齢者向け住宅の整備促進など高齢者向け住まいの確保の支援▽高齢者の見守り体制の強化-などを挙げている。

出典:医療介護CBニュース