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医療・介護ニュース

コロナで経費増、介護福祉士試験の受験料アップへ-厚労省が概要公表、社会福祉士・精神保健福祉士も

2021年06月25日 16:00

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 厚生労働省はこのほど、「社会福祉士及び介護福祉士法施行令」「精神保健福祉士法施行令」の一部を改正する政令案などの概要を公表した。介護福祉士試験、社会福祉士試験、精神保健福祉士試験の受験手数料が上がる。8月上旬に公布・施行の予定。【新井哉】

 概要では、手数料の改定を行う理由について、「令和2年度の試験実施に当たって、新型コロナウイルス感染症対策のため、試験会場の増設、試験実施要員の増員等を実施する必要が生じ、試験事務にかかる経費が増大し、次年度以降も同様の状況が見込まれる」と説明している。

 介護福祉士試験の受験手数料(現行1万5300円)については、3080円増の1万8380円となる。社会福祉士の受験手数料(一般受験者)は、1万5440円から1万9370円に、精神保健福祉士試験の受験手数料(同)は、1万7610円から2万4140円にそれぞれ改められる。

 厚労省社会・援護局福祉基盤課福祉人材確保対策室では、政令案などの概要に関するパブリックコメントを郵送(7月22日必着)で受け付けている。電子政府の総合窓口(e-Gov)の意見提出フォームも使用できる。

出典:医療介護CBニュース