国立感染症研究所がまとめた7日から13日までの週の5類感染症の患者報告（小児科定点医療機関約3000カ所、速報値）によると、RSウイルス感染症の定点医療機関当たりの患者報告数が5週連続で増えた。手足口病は2週連続で増加。ヘルパンギーナも増えた。咽頭結膜熱（プール熱）は横ばい。感染性胃腸炎は4週連続で減少した。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約7％減の3.31人。都道府県別の上位3位は、愛媛（10.19人）、高知（6.86人）、香川（6.61人）。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約2.3％増の2.62人。都道府県別の上位3位は、福井（13.17人）、山口（9.41人）、富山（7.66人）。定点当たりの報告数に変更された2018年第9週（2月26日－3月4日）以降で4番目に多い。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週と同じ0.4人。都道府県別の上位3位は、鹿児島（1.26人）、新潟（1.05人）、鳥取（1人）。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約22.2％増の0.11人。都道府県別の上位3位は、香川（3.32人）、高知（1.43人）、徳島（1.26人）。

〔手足口病〕報告数は前週比約37.5％増の0.11人。都道府県別の上位3位は、熊本（1.18人）、奈良（0.41人）、宮崎（0.25人）。