閉じる

医療・介護ニュース

コロナワクチン職域接種、複数種類の併用認める-厚労省が事務連絡、医療機関などとの連携で

2021年06月22日 16:40

印刷

 厚生労働省健康局健康課予防接種室は22日、新型コロナワクチンの職域接種に関する事務連絡を都道府県、保健所設置市、特別区に出した。「ファイザー社ワクチンを使用している医療機関等において、武田/モデルナ社ワクチンによる職域接種を受け入れる場合には、複数種類のワクチンの同一医療機関等での一時的な併用を認める」などとしている。【新井哉】

 事務連絡では、企業が職域接種を進めるに当たり、ファイザー社ワクチンを住民接種に実施している医療機関や特設会場と連携して実施することも考えられると記載。「ワクチンの混同による間違い接種等」を防ぐため、各ワクチンの接種や管理、運用などについて明確に区分するよう求めている。

 例えば、同じ医療機関で複数のワクチンを併用する場合、▽複数種類のワクチンで被接種者の動線が重ならないようにする▽保管冷凍庫などの設置場所・管理を明確に分ける▽ワクチンの管理については、複数人での確認を徹底する-ことなどを挙げている。

 特設会場に関しては、「当日扱っているワクチンの種類について、被接種者にも一目でわかるよう、会場内に掲示する」「被接種者ごとに、接種するワクチン種別を明確に確認できる目印を用意し、接種時に確認する」といった対策を求めている。

出典:医療介護CBニュース