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医療・介護ニュース

認知症施策で医療・介護サービス・家族支援を推進-大分県が高齢者いきいきプランを公表

2021年06月16日 15:05

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 大分県はこのほど、「おおいた高齢者いきいきプラン」(大分県高齢者福祉計画・介護保険事業支援計画)を公表した。計画期間は2021年度から23年度までで、団塊ジュニア世代が高齢者になる40年を見据え、誰もが互いに支え合いながら自分らしく暮らすことができる「地域共生社会の実現」を目指していくことを明記している。【新井哉】

 計画では、高齢者の現状と将来推計を示している。例えば、認知症高齢者の状況については、20年の県内の認知症高齢者は6万5000-6万8000人(推計)で、今後も増加することが見込まれると説明。団塊の世代が全て75歳以上となる25年には7万2000-7万8000人になると推計している。

 また、認知症を早期に発見し、状況に応じた適切なケアが行える医療提供体制を整備するといった認知症施策の充実を図る方向性を記載。具体的には、▽医療・ケア・介護サービス・家族などへの支援▽認知症の普及啓発や本人ミーティングなどの本人発信の支援▽働く場での理解促進などによる若年性認知症施策の強化▽正しい知識や理解に基づく認知症への備え-などを推進する。

出典:医療介護CBニュース