閉じる

医療・介護ニュース

東京のコロナ変異株、60歳代以上の割合が上昇-全体の2割超占める

2021年06月01日 19:15

印刷

 東京都新型コロナウイルス感染症対策本部は5月31日、新型コロナウイルスの変異株スクリーニング状況(変異株PCR検査など)を公表した。東京都健康安全研究センターと民間検査機関などで検査を実施した234例のうち203例が陽性となった。60歳代以上の陽性例の割合は約21.7%で、前回の発表(60歳以上は約11.7%)と比べて約10ポイント上がった。【新井哉】

 対策本部によると、インドで増加しているL452R変異株陽性例はなかった。N501Y変異株陽性例(203例のうち不明の1例を除く)については、20歳代が47例で最も多く、以下は、30歳代(34例)、50歳代(31例)、40歳代(30例)、60歳代(23例)、70歳代(14例)、10歳代(10例)、10歳未満(6例)、80歳代(5例)、90歳代(2例)だった。

 これまでの変異株PCR検査実施数なども公表している。それによると、検査実施数は2万4例で、このうちL452R陽性例が14例、N501Y陽性例が1万301例。L452RとN501Yを合わせた陽性例の累計は1万315例となっている。

出典:医療介護CBニュース